小型reprap機のSkeleton 3Dをこさえたのですが、まだ熱系統は運転していません。
印刷可能範囲はおおよそ100x100mmで、オリジナルにはプリントベッドは、木の板を、金属板で作るようにされています。PLA専用機ならそれでもいいわけですが
ABSも何とか使いたい。 現在市販の3Dプリンター用ヒートベッドは小さくても150x150 200x200 200x300などが多く、100x100の部品は見つけることができませんでした。
自作パーツの記事もいくつか見つけましたが、いずれも銅板(プリント基板)をパターン化して抵抗値を調整したもののようです。
たまたま別の作業でシリコンのポッティング剤を取り扱っていたこともあり、
アルミ板の下にニクロム線を配置して、作れるか、試してみました。
結論:頑張ればできるかも。しかし…
一号機
ニクロム線を買ってきて、抵抗値をはかります。
一応、片道 100mmで2オームぐらいでした。
大雑把にオームの法則を適応しニクロム線の曲げ方を計画
簡単なジグをつくって
アルミ板にかぷトンテープで絶縁し、ニクロム線をまげて
貼り付けます。上にシリコン板をのせ、サーミスタを入れるところをくりぬきます。
実際には、ニクロム線は思ったように曲がらず、苦労します。
できたのですが、並列抵抗の計算を間違えたのか、並列につないでみたところ、実測2オームぐらいで
過電流と、カプトンテープの絶縁に不安を感じ、このままお蔵入りしました。
2号試作です。
アルミ板にアクリルで刻み目を付けたニクロム線ガイドつけて囲み、シリコン板(一ミリ)を載せて、ニクロム線を巻いていきます。配線で苦労しそうだったので圧着端子を端っこにつけます。
これもまっすぐには配置されてくれません。カプトンテープでむりやり貼り付けました。
シリコンポッティング剤を流して、熱で硬化、シリコンヒーターの完成、となるはずでしたが
加熱している間にニクロム線が液面から浮き上がり、あえなく失敗。
封入するためのジグを再度作るかどうか迷っているうちに、
見つけてしまいました。
わずか127円のシリコンヒーター。
送料いれてもワンコインちょっとです。
完全に気力を失い、ぽちりました。着弾までPLAで調整に入ることにします。
なんてこった。