da vinciになくて、JGAurora A3Sについていたもの。
それはレイヤー冷却用のファンです。
da vinciにもエクストルーダファンがついていましたが、今一つ意味が分かっていませんでした。
3Dプリンタをいろいろいじる中で、実は造形の出来栄えにかなり重要なものであることを認識しました。
また、この点についてもダイレクト方式と、ボーデン方式のなんとなくの違いも分かったような気がします。
とにかくホットエンドだけ、必要なだけ加温でき、エクストルーダー側はなるべく熱が及ばないのがよろしくて、ことにPLAについては、レイヤー冷却ファンで冷やしながら造形したほうがよい、という認識です。
で、今回は、もともとダイレクト方式でエクストルーダーだけファンが回っていたda vinciに、なんとかレイヤーファンもつけよう、ともくろみました。
XYキャリッジを外さないことをポリシーにしているので、その造形には制限があります。
また、先人の業績がたくさんThingiverseにあります。
これらを総合するに、エクストルーダーファンは、元の金具での直付けはできないものの、なるべく近くから送風できるようにすること
レイヤーファンはキャリッジの反対側から、ノズルめがけて送風できるようにすること
といったことが最適解のようです。
いくつかのSTLをfusion360に読み込んで、直角以外の平面を初めて使いました。
実測の写真もあわせて検討します。
位置関係を大まかに把握して、試作をいくつか。
キャッリッジの間隔が狭いのと、なるべく簡単にしたいので
アクリル板にホットエンドをねじ止めする部材と、風防の一体化を図ります
嵌め合いにこりすぎて失敗。ホットエンドの固定性はかえって落ちます。
ん?なんか左右を間違えているような
これがなかなかスポッとはまらないのでした。
以下が最終的に決定したデザイン。
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横から見て、この図で左上を十分にくぼませることが必要なのでした。 |