2019年3月13日水曜日

da vinci 2.0A ホットエンド、ノズルの汎用品交換

注:結果として、最終的には私の機械では、これを用いた運用が一応可能となっていますが、もし万が一、同じ工法でパーツ交換を行ったとした場合には、本体の基板、ファームウェアを書き換えないで使うときには、Z軸のエンドスイッチの調節が必要になると思われます。ご注意ください。


これが取り外したエクストルーダー。
ホットエンド兼ノズル部分は取り外してあります。

内部に小さな基板があります。



F2.X SENSOR board R5 2014/05/16とあります。

行き交っている配線は

□エクストルーダー1
ステッピングモーター
ヒーター 
サーミスタ
フィラメント検知?
冷却ファン

□エクストルーダー2
ステッピングモーター
ヒーター
サーミスタ
フィラメント検知?
冷却ファン

と盛りだくさんです。

モーターは4本1組でコネクタx2、ヒーターは耐熱?の被覆線で白と茶色のコネクタx2
そのほかは基板で4っつのコネクタでサーミスタ とファンの配線をまとめて、12pinのコネクタを介して、ひと束となって本体基板に繋がっております。(基板側は14pin)




XYZの内部回路では、フィラメントジャムが検知可能であったりするのでどこからか、なにか信号が出ていると思われます。

基板上の二つの黒いプラスチックはフィラメントガイドとともに、その存在を確認しているとおもわれる部品(U3,U4)オプティカルスイッチかな?が実装されています。

もう二つU1 U2の黒い部品があるのですが、これはフィラメント送りギアの受けに、黒い縞が書かれているので、これを検知する反射型フォトセンサーでしょうか。(確証はありません)


これがあるために、2.0Aは両方同じフィラメントいれないとだめとか、めんどくさい仕様になっている点は否めません。

キャリブレーションの際には、上下するベッド側についている青いリードがエクストルーダーとベッドの接触を検知しているものと思われます。

キャリブレーション機能をのこしたままの換装を考えたいところですが、ノズル先端の高さを変えずに、汎用にに変更することが可能ではないかと作業に映りました。
試しに着弾したスロートチューブ+ホットエンド+ノズルに換装してみました。(写真右側)


高さを変えないようにするにはエクストルーダの底のアルミブロックがホットエンドに接触し、このままではよろしくないような気がします。薄いアルミを加工してみては。で金属加工にトライです。

まずは、エクストルーダー底面を外します。T10のネジ4本で止まっています。
放熱板もネジで簡単に外せます。



こんなイメージです。




t5の15mm幅のアルミ板を近所で買ってきて(300円ぐらい?)
道具がないので金ノコで切断。
穴だけはボール盤を使用できました。
適当にくみあわせて、高さを揃えることを念頭に、下のナットをなくするために、アルミ板そのものにM6のタップを切りました。
横の固定のためにM3のタップを切りました。

心得のある方なら予想できると思うのですが、全く精度が出ません。
スロートチューブの穴、位置、間隔、ネジ切りの垂直度ともだめだめです。
横のM3タップにいたっては、欲張りすぎてハンドタップをなんども折る始末。
折れてしまうとそれ以上抜けなくなり、加工やり直しです。
しかも余計なことに、念のためと称して、ホットエンドにM2のネジ穴を切り、キャリブレーション用の出っ張りをつけたりしています。



それらしい形になってはいるのですが、実は、これ、はまりません。
四角いホットエンドが二つ並ぶと、本体側の樹脂のエクストルーダーを保持するパーツの穴から出せません。タイミングベルト側と干渉してしまいます。


また、この金属パーツは、黒い樹脂パーツの下2点、上2点の出っ張りに対して、穴が空いており、これがハマることで垂直を維持するようになっているようです。
穴が大きくなるとガタがでます。すべては加工精度の問題であります。

XYZ社の丸いホットエンド兼ノズルはこのためであったかと思いつくのですが、まだへこたれずに、ホットエンドを丸く削ってみました。
ノズル側はあまり削れるところがないので、ヒーター側の角をまるめてみたのです。
ベルトサンダーを借りたのですが、猛烈に摩擦熱が発生します。
危うくやけどするところでした。自己責任でお願いします。

(すでに汎用品ではなくなって最初のコンセプトからはずれ始めているのですが...ホットエンドそのものはあまり故障はしないだろう、ということで勘弁。)

なんとか実装できる形になりました。

ところが、全く表示温度が上がりません。

かなりめげています。
















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